特殊ガスコンプレッサ 圧縮天然ガスコンプレッサ 小型ガソリンスタンド CNG コンプレッサ

コンプレッサーの主要部品の構造は以下の通り：

1 クランクケース

クランクケースはねずみ鋳鉄製である。クランクケースの下部にはコンプレッサーで使用する潤滑油を貯蔵することができ、潤滑油をろ過するための粗いオイルフィルター部品が取り付けられている。クランクケースの両端面にはハンドホールカバーが設けられ、一方のカバーにはオイル測定ロッドとオイル注入口が設けられている。クランクケースの他の2つの端面には、ベアリング、ベアリングシート、オイルポンプを取り付けるための穴とオイル排出穴が設けられている。ベアリングシートにはスケルトンタイプのゴム製オイルシールが装着され、クランクケース内の潤滑油が漏れないように密封する。

2 クランクシャフト

クランクシャフトは45#鋼で鍛造され、表面は高周波焼入れされ、クランクシャフトの表面硬度、耐摩耗性、疲労強度を向上させた。クランクシャフトの二つのメインジャーナルに転がり軸受が取り付けられ、クランクシャフトにオイル穴が開けられ、可動部にオイルを供給する。クランクシャフトのクランクアームにバランスアイアンが取り付けられ、回転部のアンバランス質量と往復部の一次往復慣性力をバランスさせる。

3 コネクティングロッド

コネクティングロッドはクロスヘッドとクランクシャフトの連結部分で、クランクシャフトの回転運動をクロスヘッドの往復運動に変換する役割を担っています。本機のコネクティングロッドは鋼鍛造製で、大端孔には薄肉ベアリングがはめ込まれ、薄肉ベアリングには耐摩耗性のバビット合金がメッキされている。小端孔には青銅スリーブが一体にライニングされ、大端軸受と小端ブッシュの間にコンロッドの軸方向に沿って油孔が穿設され、小端銅スリーブに油を供給して小端銅スリーブとクロスヘッド摺動面を潤滑する。

4 クロスヘッド

クロスヘッドは、コンロッドと往復するピストンロッドをつなぐ機構。ガイド機能を持ち、コンプレッサーの横力を負担する。クロスヘッドはダクタイル鋳鉄製で、ピストンロッドと連結するためのスライディングシューとネジ、コネクティングロッドと連結するためのクロスヘッドピンを備えています。

5ピストン

ピストンはⅠ～Ⅱ級に分けられ、その構造形式はすべて差動式である。Ⅰ-Ⅱ級ピストンは、Ⅰ級ピストン、Ⅱ級ピストン、ピストンロッドで構成され、両ピストン間の結合はラジアルプレーンフローティング構造を採用しています。

6気筒

I、IIグレードのシリンダーは鍛造製で、シリンダー表面の耐摩耗性を向上させるために窒化処理が施されている。

7バルブ

ガスバルブのⅠ・Ⅱ等級の吸排気バルブは、バルブシート、リフトリミッター、バルブプレート、スプリングプレート等で構成される高圧の組み合わせです。

8 ピストンリングおよびパッキン

パッキンは、シリンダー内のガスがピストンロッドやシリンダーから漏れるのを防ぐ部品です。主にパッキンチューブ、パッキンボックス、スプリング、シールリング、フローコントロールリング等で構成されています。本機のパッキンには空気室と前面シールリングが装備されています。シールリングから漏れた微量ガスは空気室を通り、安全な場所に導かれます。